2017年1月5日
筆・喪黒福造

外務省の無能・不作為から日本を守ろう


釜山の日本総領事前に慰安婦像が設置されました。外国公館の安寧・威厳の維持を定めたウィーン条約第22条に違反して、且つ、日本側が求める在ソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去が実現していない中での新たな設置です。

菅官房長官は「極めて残念」「極めて遺憾」の意を表明し、外交ルートを通じて抗議したそうですが、口先ばかりの対応で良いのでしょうか。大使・公使の召還ぐらい、やったらいいと思います。

そもそも、朝鮮人がここまで平気で日本に嫌がらせをするようになったのは、日本政府・外務省がいつも韓国に甘い顔ばかりしてきたせいではないでしょうか。 噛みつき犬は部屋に閉じ込めて放置するのが正しいしつけの仕方です。噛みつく度にエサをやったら、パブロフの犬の習性のままに噛みついてきます。 そう、朝鮮人を付けあがらせた我々がいけない。

ウ〜、日本人噛みてぇ〜〜。

これまで日本側の態度が甘かったために、まんまと韓国側にしてやられてた外交的失態のうち、なかでも下記の3件は特筆されます。

1.河野談話およびクマラスワミ報告

1993年の河野談話では、韓国政府の意のままの文言を談話の中に盛り込んだために、後にこれが慰安婦強制連行の根拠にされてしまい、96年のクマラスワミ報告へとつながりました。

クマラスワミ報告が国連に提出される直前に外務省は、いったんは強力かつ詳細な反論書を提出しながら、後にはこれを引っ込め、「既に謝罪している。アジア女性基金から償い金を出している。」とだけ記した簡略な文書に差替えてしまいました。以後、慰安婦問題で外務省はただ何もせず、拱手傍観するばかりの対応に終始してきました。

クマラスワミ報告に対する最初の反論書は、2014年10月、自民党外交部会が外務省に即時公表を求めたにも関わらず、岸田外務大臣が「検討する」と述べたきり、 外務省はこれを放置、今日なお公表を拒んでいます。

2.2015年の世界遺産登録

明治産業革命遺産の世界遺産登録に際しては、尹炳世外相の見事な手の平返しに会い、 「徴用」が強制労働であるかのような文言を公式声明文のなかに押し込められてしまいました。

(左から、ブー、フー、ウー。)

3.2015年末の日韓合意

一昨年末の日韓合意については様々な意見があります。ただ、朴大統領がその直前まで「元慰安婦と韓国国民が納得する案を日本側が持ってくるまで、私は安倍首相に会わない」と頑迷にも云っていた中で、アメリカ政府によって強要されたものとして、万やむを得なかったと筆者は考えています。

しかし、10億円の拠出は、あくまで在ソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去が前提条件となっていたはずです。 下記の国会答弁を見れば、少なくとも3人の議員が、「10億円の拠出は在ソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去が前提である」との確認を岸田外務大臣に求めています。

【稲田朋美議員】 【平沢勝栄議員】 【おおさか維新・丸山穂高議員】

これに対する岸田外務大臣の答弁は、いずれも、のらりくらりとしたもので、2016年7月28日、外務省は突如、10億円の支払いは大使館前慰安婦像の撤去を前提としないとの方針を打ち出し、8月末に「和解・癒し財団」に対して内閣予備費から同額を支払ってしまいました。

そもそも、慰安婦問題は1965年の日韓条約で解決済みというのが日本政府の立場だったはずです。 北朝鮮の脅威が増すなかで、韓国を日米同盟の側に引き止めておくために、日韓関係に釘のように刺さった慰安婦問題を取り除いておく必要があって日韓合意をした、 そこまでは理解できます。しかし、そもそも相手に問題解決や合意の意思がなければ、いかなる交渉も無駄というものです。

朝鮮人にとって、慰安婦問題は解決すべき課題なのではなく、日本の国家と国民を貶めるための武器なのです。 その効果に味をしめた朝鮮人が、いったん手にした武器を手放すわけがない。

在ソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去は、韓国側にも慰安婦問題に終止符を打つ意思があるという証左であり、そのための「踏み絵」であったはず。先に10億円を払ってしまえば、「踏み絵」たるべき外交カードを失うことは子供でも分かる。

ことほどさように、外務省は韓国サイドの真意を見抜けず、ことあるごとに「韓国側への配慮」を繰り返しては無能・不作為の罪を犯しているのです。

そして、その度毎に日本国民は苦汁を呑まされ、切歯扼腕してきた。

おまえら、危機意識なさすぎだろ。

日本人の尊厳を守るために活動を始めた日本国民は、外務省が必要もない謝罪を行い、するべきことをサボり、カネを払う度に後ろ矢を射られた思いを味わってきた。外務省が根本的に態度を変えないがきり、この歴史戦に勝ち目はありません。

これは重過失に相当します。

16年9月の国会審議をまたず、同年8月にそそくさと内閣予備費から10億円を支払った姿勢からは、外務省はもはや韓国政府の出先機関なのかとさえ疑う余地があります。

彼らの無能・不作為のために、大東亜戦争を戦った英霊を、これ以上、侮辱されることは国民の一人として我慢できません。現在の日本国民の尊厳を、これ以上、傷つけられることにも耐えられない。

外務省は、慰安婦問題を放置して、ここまで制御できなくなってしまった責任を取り、いったん解散すべきではないか。そうして人事を大幅に入れ替え、これまでとは全く違った組織にして再出発するべきではないのか。

以上
 

リ ン ク


【KAZUYA Channel】
何度繰り返すのか。あの国に誠実とか義理とかを期待してはいけません。

【竹田恒泰】
10億円で終わる訳がない!何を言っても文句を言う当たり屋と同じだ!

関 連 記 事


To the top of this page
Return to Home